SuiTechLog

Unity,Arduino,RaspberryPiなど、モノづくり系を気ままに書き残すブログ。

13B-REWエンジン ターボ制御をCGでつくる 制作のながれ


経緯

 RX-7専門のECU改良会社、中村屋の中村さんからの依頼でRX-7 FD3Sの「ターボ装置」のCGアニメーションモデルを制作しました。

整備士の育成に使う目的とのことで、博物館や科学館などにある動く図を意識しつつ、正確さを意識しました。

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今回は、GIFで納品だったのですが、ここはUnity使いとしてはWEBでも自由に動かせるようにしたい!という思いがあり3Dに起こしています。

WEBアプリケーションはこちら

IEはダメです。

 

設計

 まず、整備書にある平面図や、中村さんのブログにある図をみながら、色を塗ったりして構造とメカニズムを理解します。図にはない部品が実は組み込まれていたり、省略されていたりなどここが、なかなか苦労しました。

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これらを3DモデルとしてWebで動かすため、色分けやモデルわけ、UVスクロールアニメをここで設計します。

 

3Dモデルの制作

 設計どおり3DCGモデルに起こします。ソレノイドバルブなどは実物の写真をみながら、できるだけ近い形にもっていきました。その後アニメーションをいれます。工程の切り替わりでテクスチャが切り替わったりするものはUnity上でテクスチャ差し替えや、マテリアル差し替えを実装するのがめんどくさかったので、1フレームでその部分のモデルごと差し替える方法をとっています。そのため、部分によっては裏に工程数モデルがあったりして、ムダが多いです。(UVアニメーションを書き出せないためです。なにかいい方法はないものか・・・)

 

Unityへ実装

 起こしたモデルをUnityへいれ、ボタンでアニメーションを移動するようにしています。マテリアルアニメやテクスチャ差し替えなどを一切やっていないので、ボタンで再生する範囲を変えるだけで簡単に実装できました。なお、UVスクロールは常にループで動かしているだけで、とくに制御はしていないです。