AutoUVとざっくり地形モデリング
絵から起こす
イメージ
さっそくイメージをもとにこんな感じというラフなモデルを作ります。
すごいざっくりしてますが、徐々に形にしていきます。
ここで、地形部分に関してはHoudiniの地形生成機能をつかってブラッシュアップ予定です そのため、崖などを含めて基本的に立体構造になるべくならないように作っています。(橋や家など別で配置するものは除く)
Houdiniの地形生成機能は、シーンを真上から並行投影で見たテクスチャ(ハイトマップのようなもの)をもとにつくるので 例えばトンネルなどの立体構造を作っていてもハイトマップでは表現できず、埋まってしまいます。 ほかにも、崖部分に大きな突起があると、それも2次元化されて突起より下の情報が埋まって消えてしまいます。 そもそも、崖も完全に垂直ですと情報が入れられず変なことになるので、90度の壁はNGです。
といいつつも、実は今回下図の左端のように岩のアーチ構造はつくっています。
詳細は次章で説明します。
もう少しだけディテール追加
自動UV展開の巻
ここで、Houdiniの自動UV展開を使います。
インストール
まず、Houdiniに無料の追加機能Game Development Toolsetをインストールします。
Houdini 16.5未満の場合はGithubよりダウンロードする必要がありましたが、16.5より ソフト上からインストールができるようになっています。(インターネット環境が必要です)
以下のシェルフの+マーク>Shelves> Game Development Toolsetをクリック
すると新しくできたシェルフの左端に、"Update Toolset"があるはずですので それをクリックしてしばらくするとアップデートウィンドウがでます。
更新したいバージョンを選びStableを選択、 "Update the Tool"ボタンで更新します。
時間がかかりますが、しばらくするとインストール終了のダイアログがでます。
詳細はこちらをご参考ください: サルにもわかる Houdini: Game Development Toolset
UV展開実行
UV展開したいノードに、"GameDev Auto UV"ノードを接続します。(ノード検索ではAutoUVと打つだけで出ます) 一応、UVの確認用に、後ろにUV Quick Shadeなどを接続します。
あとは各種パラメータを調整して、良い感じにまとめていきます。
おわりに
今回は、ラフモデル。AutoUVの説明になりました。 AutoUVは思った以上にきれいにまとまっていて、大量のモデルをUV展開するときにかなり役に立ちそうです。
ただ、シームをセンターにもっていきたい、モデル形状を多少変更しただけでも大きく結果が変わるなど プロシージャルならではの問題もでてきます。